アグネス・ラムのいた時代2007/02/13 20:52

「アグネス・ラムのいた時代 」
長友 健二  長田 美穂/著
中央公論新社 刊

を読んだ。
本書は、以前長友氏が「読売ウィークリー」に連載していたものを長田氏が再構成した一冊。
記事内容にそってChapter毎に年表も付されており、自分自身のその時の年齢と照らし合わせて読み進められるので、頭の中に当時の様子が思い出され、とても読みやすい。(生まれる以前の話もありましたが)
正直、失礼な話だが、この本を読むまで長友健二という方が、どういう仕事をしてきた人なのかまったく知りませんでした。表題にもなっているアグネスラムのスチール写真や、ピンクレディのレコードジャケットなどを撮影してきたカメラマンだということを。また60~70年代、私が何の気なしに雑誌などで目にしてきたスター・アイドル・女優の多くの写真が長友健二氏の手によるものだったこともである。自らを大衆写真家と称するくらいだから、私などが気づかなかったのも当然のこと。自分のテクニックで凝った撮り方をするというのでなく、被写体そのものを、ありのままに撮るという点で優れた写真家であったといえるのであろう。
昔の雑誌を引っ張り出して、撮影者をチェックしてみたくなった。

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