虹列車・雛列車2007/12/12 06:00

「虹列車・雛列車」
花村萬月 著
集英社文庫 刊

を読んだ。
前掲の「沖縄を撃つ!」の中で、しきりとこの小説の宣伝がされていたので、早速読んでみたのだが、いや実に変わった小説だった。面白かった。
全5話からなる小説なのだが、1話と5話は主人公が東北を旅する話、間の2~4話は、作者自身が沖縄を旅する、いわば私小説のような話で構成されている。
とりわけ印象に残ったのが、2話の「金城米子」という一篇。内容もさることながら、数ページにおよぶ「。」のない文章のインパクトはかなり大きい。
どこまでが現実でどこからが虚構なのか。
もしかしたら、全部が作者の実体験なのでは、と思わせてしまうような一冊。

守宮薄緑2007/12/14 22:29

「守宮薄緑(やもりうすみどり)」
花村萬月 著
新潮文庫 刊

を読んだ。
なんと、花村萬月3連発です。
1995~98年に書かれたものをまとめた短編集。
表題の「守宮薄緑」を含め、全7編。沖縄を舞台に書かれたものは表題作の1篇だけ。
しかし、この1篇に書かれているネタは前掲の2冊の中にも同じように書かれていた。ちょっとがっかり。あまりネタを使いまわさないでくださいね。
というわけで、この表題作より他の6篇の方が、はるかに面白かった。
作者の無垢なものへの憧れが色濃く、それでいて耽美的、退廃的といった感のある文章。読み終わった後は、とても心が痛くなる。
力のこもった凄みある傑作短編集です。

一周忌なので2007/12/18 17:39

先月末、実相寺昭雄監督が亡くなられてからもう1年が過ぎました。
六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリーでは、「ウルトラマン大博覧会~ROPPONGI天空大作戦~」が開催されており、そのなかで氏の一周忌にあわせてか「実相寺監督メモリアルコーナー」が展示されているというので、いそいそと観に行ってきました。
メモリアルコーナーには、氏の仕事場風に作られた畳敷きの部屋の一角に、生前身に付けていたジャンバーや、愛用のワープロ等が置かれ、そして壁には、書籍「ウルトラマンの東京」で描かれたイラストが一面に張ってあるという具合で、在りし日の監督を偲ぶような展示になっていました。さらにジャミラのプレート等も展示されていました。欲をいえば、もうちょっと展示物が多かったらよかったのに。
その他には、大伴昌司氏の展示物が結構見ごたえがありましたよ。
成田亨氏や池谷仙克氏のデザイン画は、何度見てもいいなあ。
さすがに沖縄で観た時より展示物は充実してました。

卒業のお祝いで2007/12/18 19:28

2000年、2001年とJC関東地区出向で一緒だったM田君の卒業祝いに参加してきました。
場所は、六本木にあるパーティースペース「RISE TOKYO」。ステージもあるこじゃれた感じのお店でした。ただ窓からの眺めはちょっと寂しい。
お料理は結構美味しかったです。
特別ゲストの「森 圭一郎」さんのアコースティックギターライブもあって、ゴージャスな卒業祝いでした。

2次会は、赤坂の冷麺専門店「KORYO」へ。
浅草橋にある本店には何度も行ったことがあるが、赤坂店は初めて。
ビピン麺は美味しかったけど、焼肉&チヂミはさすがにお腹にきつかったなあ。

一周忌なので その22007/12/25 18:20

実相寺昭雄監督のシルバー仮面第2話「地球人は宇宙の敵」に登場したキルギス星人の、高級ポリレジン製塗装済完成品フィギアが地球防衛軍秘密基地本部というところから発売になった。限定300個なので、先日「楽天市場」で予約購入した。割引特価3100円でした。
全高約140mmのものだが、デザイナーの池谷仙克氏が監修しただけあって、ものすごく良く出来てる。高山良策氏が制作した着ぐるみを忠実に再現しているとのこと。同時期発売になったチグリス星人も買うべきか?

昼の弁当2007/12/26 17:46

千葉ニュータウンのジョイ本にある「ジャパンミート」。
ここのお弁当は、おかずがでかくて、しかも安い。
ハンバーグやら、とんかつやら、毎日食べたら確実に太りそうなお弁当。いつもはオニギリだけのお昼にしているのだが、とっても美味しそうだったので、豚角煮弁当438円を買って食べちゃいました。(2週間ほど前にハンバーグ弁当を食べました。)メインに巨大な豚角煮がどでーんとのっている、潔い弁当だ。
たまにはいいかな。がまんも体に悪いしね。