北のサムライ2006/10/24 22:44

「魂(ガッツ)のフルスイング―泥臭く、ひたすら振りぬく! 」
小笠原道大 著
KKロングセラーズ 刊

を読んだ。
今、まさに本年度のプロ野球日本一を決める日本シリーズが、北海道日本ハムファイターズと中日ドラゴンズの間で行われている。
北海道日本ハムの現3番打者、通称「ガッツ」そして「北のサムライ」といわれている男が、小笠原道大選手だ。
本書は、その小笠原選手本人による自叙伝である。
本来なら、この日本シリーズが終ってから、優勝したならばアジアシリーズが終ってから出版されるべきだったかもしれない。残念ながらWBCが終った時点で書かれているので、今となっては物足りない感じがしてしまって、ちょっともったいない。それでも、小笠原選手の野球を始めた少年時代から現在に到るまでの興味深いエピソードが満載で、あらためてその野球一筋の人生を垣間見ることができて、ますます応援したい選手の一人となった。
チームとしては千葉ロッテファンだが、選手個人としては、いつでも豪快なフルスイングをみせてくれる小笠原選手を応援しているのだ。
応援したい理由にはもう一つあって、彼は私と同じ千葉県出身、しかも現在は同じ市民なのである。アテネオリンピックの年には市民栄誉賞をもらっていたしね。
北海道に単身赴任となってしまったが、千葉県民として、同市民として、小笠原選手にはこれからもすばらしいプレーをみせていただきたいと思うのであった。