沖縄絶対主義者?2006/05/17 21:36

「沖縄にとろける」
下川裕治 著
双葉文庫

を読んだ。
著者は、タイをはじめアジア各国を旅しているようで、沖縄をそのアジア各国と対比したかたちで本書を構成している。単なる沖縄好きの文章ではないところにとても好感がもてた。
また、巻末の解説にて篠原章氏が述べている一節になるほどと共感したことがある。それは沖縄好きには2種類あるという一文。つまり、沖縄が世界の中心であると信じてのめりこんでいる沖縄好き、すなわち“沖縄絶対主義者”(解説者)と、ひとりの旅人としてのめりこんでいる沖縄好き、すなわち“沖縄相対主義者”(著者)の2種類があるということ。沖縄を熱愛するあまり「沖縄がすべて」になってしまい、旅の意味が台無しになってしまうこと、これはつねに自戒しなければならない点である。と篠原氏は分析している。
自分も沖縄絶対主義的傾向になりつつあるのではないかと、あらためて考えさせられた。巷間いわれる「沖縄病」に変わりはないのだけれど。
さてさて、また沖縄にとろけますか。