若松孝二全発言2010/07/30 22:08

「若松孝二全発言」
若松孝二 著
平沢剛 編
河出書房新社 刊

を読んだ。
映画監督若松孝二が1965年以降、雑誌等に発表した自身の文章をまとめた一冊。
以前「大島渚」の同じような本を読んだが、意外にも大島監督よりは全然おとなしい発言をしているように感じた。
内容は、やはり「ベルリン国辱問題」そして「赤軍 PFLP」についての記述が多く、目立っている。
それぞれの文章に、それぞれの時代が凝縮されていて、また時代の変遷もみてとれ、興味深い一冊だった。