骸の爪2012/04/15 20:16

「骸の爪」
道尾秀介 著
幻冬舎文庫 刊

を読んだ。
先日、BS日テレで放送された道尾秀介原作のドラマ「背の眼」が、ことのほか面白かったので、早速そのシリーズ続編ともいうべき小説「骸の爪(むくろのつめ)」を読んでみました。
久しぶりに大好きなジャンルの小説に出会えた感じです。

大好きなジャンルとは、故・山村正夫のミステリー小説のこと。
「湯殿山麓呪い村」を筆頭とした作品群ですね。
素人探偵がひょんなことから日本の土着的・民族的な背景の中で巻き起こる殺人事件に関わり、難事件を解決していくというパターン。といったらよいでしょうか。

今回のテレビドラマ化でのメインキャストの配役が絶妙だったこともあり、小説「骸の爪」もその配役をイメージして読んでみましたが、これがまたぴったり。
ドラマから入るっていうのもアリだなあと思いました。
ただ「背の眼」の小説に関しては、ドラマイメージが先行しそうなので、ほとぼりが冷めてから読むことにしましょう。
あとまわしで。

ちなみにテレビドラマ「背の眼」は来月完全版が放送されるとのこと。
こちらも楽しみ。