電車、バス、そして恐山 ― 2019/05/23 12:19
八戸駅から「青い森鉄道」に乗車、
「JR大湊線」直通の
快速「しもきた」で約1時間半の長旅です。
陸奥湾沿いの景色を堪能しつつ、おしりも痛くなってきたころ、
ようやく下北駅に到着。
駅前からは「恐山」行のバスに乗車します。
バスは街中から新緑の美しい山間の道へと。
山道になってからは、車内には「恐山」の観光案内テープが流れ始め、だんだん気分が盛り上がってきますね。
途中、霊場「恐山」の入口にある湧き水「恐山冷水」で、バスは1分程停車してくれます。この水を飲むと「長寿・不老不死」の効力があるということですが、バスの運転手さんには「飲んじゃダメ」と言われました。
さて、バスは「三途の川と太鼓橋」を横目に、ようやく「恐山」総門前に到着。ここまで45分程のバス旅。
総門から山門へ。
まずはこの広さに感動。
そしてすごく硫黄臭い。
と思ったら、
参道の両脇には温泉が流れていました。
山門から地蔵堂へ。
お堂の左右には、無料で入れる温泉小屋施設もありました。
霊場へ ― 2019/05/23 13:02
山門脇の「塔婆堂」の大きな塔婆。
雰囲気でてますねえ。
地蔵堂の奥には、ところどころガスの噴出する岩場が広がっています。
まさに地獄めぐり。
地蔵堂裏手の地蔵山の方から見渡すとこんな感じ。
一番奥の方に見える山が釜臥山です。
あちこちに点在するお地蔵さんと風車。
奥は「慈覚大師堂」。
風車は供養の為ですね。
「賽の河原」の積み石。
「あの世」と「この世」の境目。
本山栄一という歌人の石碑。
その先には「極楽浜」が。
こちらはその名の通り、極楽かな。
酸性の強い宇曽利山湖の浜なので、
独特の色合い。
涼しい風が吹き抜けていきます。
寺山修司の短歌
「亡き母の真赤な櫛を埋めにゆく恐山には風吹くばかり」
そして映画「田園に死す」のイメージが
頭の中にあったのですが、
しかし、今日は天気良すぎ。
夏の暑さでした。
なので、あまり寂静感とか、
おどろおどろしさが感じられませんでしたね。
むしろ赫灼とした感じでした。
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