食物のある風景2009/04/21 21:55

「食物のある風景」
池波志乃 著
徳間書店 刊

を読んだ。
沖縄を紹介するTV番組に、最近必ずといっていいほど登場してくるのが俳優の中尾彬。その中尾さんと一緒によく顔を出すようになったのが、その妻であり女優であり、この本の著者である池波志乃さんである。
東京下町に生まれ育ち、今は一年のうちほとんどを沖縄で生活しているという著者が、人生で出会った食物に纏わるエピソード等を、自身の装画と共に、思い入れたっぷりに綴っている。
食物を美味しくいただく為には、ちょとした工夫や、気遣いも必要。誰と一緒にどこで頂くかも重要だ。薀蓄とまではいかないけれど、著者が持つ博識なところを存分に披露してくれている。
江戸東京の「粋」な風情と、琉球沖縄の医食同源「命薬(ぬちぐすい)」という心が、まさにチャンプルーになった、お腹の空いてきちゃうような一冊。

親睦旅行その12009/04/23 21:09

仕事でおつきあい頂いているお寺さまと、その檀家さん達との1泊2日の親睦旅行に、一緒に参加させて頂いてまいりました。
総勢25名。
大型バスに乗って、まず訪れたのが館林の「つつじまつり」。
ちょうど満開の見頃を迎えていて、色とりどりのつつじの花がとっても綺麗でした。平日であるが、とにかく人出がすごかったです。
また、やけに犬を連れた人が多いとおもったら、今度の日曜日に「将軍綱吉公犬行列」なんて催しものもあるんだってさ。ちょっと観てみたい気がします。
館林を離れ、途中の宇都宮あたりのドライブインでなぜか中華の昼食。どうせなら館林でうどん食べたかったなあ。
昼食後、バスは一気に今日の宿泊地の福島県の「母畑温泉」へ。
母畑温泉は、ほとんど離発着がないという福島空港の近くにあります。
宿は、ここに一軒しかない「八幡屋」さん。
800人ほど収容できる団体向けの大きな旅館だが、聞くところによると、毎日ほぼ満室という人気の宿だとか。
本日も満室でした。
午後3時半に宿に着き、ゆっくり温泉につかって、午後6時から宴会です。食事の献立は、豪華という感じは無いが、一品一品妥協なく手が込んでいるようで高感度は大きかったです。とくに「県産和牛のしゃぶしゃぶ」「国産あわびの蒸し焼き」(十分豪華じゃん!)は絶品でした。

親睦旅行その22009/04/24 21:54

昨夜は飲みすぎることも無く、しっかりおいしく朝食も頂いて、9時半には旅館を出発です。
この旅館「八幡屋」さんの人気の一つに、従業員の心使いの良さがあるようです。お見送り(お出迎え)には、みんな総出で出てきてくれます。ちょっとヤ○ザの組長になった気分と言えなくも無いようですが。
宿を出て向かったのは、塩屋崎。
ここには、美空ひばりさんの像と歌碑があって、その前に立つと歌が流れるようになってました。また映画「喜びも悲しみも幾年月」の舞台となった塩屋崎灯台があります。この断崖の上にある灯台のてっぺんまで、200円払って一気に登ってみました。天気が良かったせいもあってか、ものすごく海が綺麗で感動。
昼食は、ふもとにある食堂で。
新鮮なお刺身が美味しかったし、骨まで食べれる「エイの煮付け」が、なかなかの珍味でした。
帰途、「いわき・ら・ら・ミュウ」という観光物産センターでお買物。「ホッキ貝のジェラート」ってのがあったので、食べてみた。ホッキ貝のつぶつぶは入っているけど、味はさっぱりミルク味でした。
お年寄りの多い旅行ということもあって、帰りは早め。夕方6時には帰宅できちゃいました。
久しぶりの団体旅行で、楽しかったです。