あまくま blog

「値段でわかる沖縄庶民ライフ　
　豚の耳から離婚慰謝料まで」
吉田直人　著
イカロス出版　刊

を読んだ。
沖縄で生活していくためには一体いくらかかるのか、という本ではまったくなく、沖縄にかかわる独自の衣食住・文化等が、どれ位の価格で流通しているのか、１ページ１コラムごと２００項目にわたって、ジョークもまじえながら解説している本である。
我々本土の人間にとって、この本は、沖縄を訪れた際に、これは高いとか安いとかの値段の違いを判断できるガイドブックとしては便利な一冊であろう。
とはいっても、あまり値段の項目を意識せずに読み進めることができてしまった。それは、値段そのものが重要なのではなく、その値段がつけられた背景とか、理由の方が断然面白いからである。
日本の沖縄に対する政策の裏側まで見えてきそうな、実は奥深～い本だったりして。と思うのは自分だけかな。